人事部が教える就活のコツ

社会人一年目に店舗勤務から人事部へ。人事で培った経験を基に就活のコツ教えます。

就活ワンポイント③

今回は、前回の就活ワンポイント②の最後にも書きましたが、~採用担当者(人事)と仲良くなる方法~について説明させて頂きたいと思います。

これまでの記事で、人事と仲良くなる事がどれほど重要かを説明させて頂きましたが、皆さんは人事と仲良くなる事を難しいと考えていませんか?

実は人事と仲良くなるのは簡単なんです!その簡単に仲良くなる方法とは、「説明会の後等に質問をしにいく」という方法です。大抵の企業の説明会では、最後に「何か質問がある方はいらっしゃいますか?」という質疑応答タイムがあるのが一般的です。ここで質問するのも重要な事ですが、実は説明会が終わった後に質問しに行くことがポイントです。

説明会が終わると皆さんはぞろぞろと帰って行くことになりますが、ここで人事に近づいて質問してみて下さい。質疑応答タイムの時に質問をして「アピールできた!」と思っていても、一対一の質疑応答には敵わないのです。

何故、敵わないのかと言いますと、まず、質疑応答タイムの時は、皆全く同じ格好をした内の一人が質問をしているわけですから、こちらから見るとあまり印象に残らないのです。例えば黒やネイビー系のスーツを着ている方が多い中で、赤いスーツを着ながら質問をしたら印象には残ります。勿論着て行っては駄目ですよ(笑)

ただ、そうでもしないと中々印象には残らないのです。そして次に、コミュニケーションの回数があります。皆がいる場での質疑応答は殆どが質問と答えの一回ずつになってしまいます。※質問者「~ですか?」人事「はい、~です。」の様に。

しかし、一対一だと質問といっても会話になる訳ですから、コミュニケーションの回数がまるで違うのです。※「~ですか?」「はい、~です。」「では、~は~という事ですか」「いえ、一概に~は~とは言い切れませんが~という事もあります。」「なるほど~という事ですね!実は私は~で」との様に会話が出来る訳です。

そして更に、群衆の中に混ざっているより、目の前で一対一で会話した方が印象に残ります。私も質疑応答タイムに質問して下さる方よりも、終わった後に「少しだけお時間よろしいでしょうか?」と近づいて来て質問して下さる方の方が印象に残っています。そして、それを一回だけではなく次の機会にまた繰り返すと、「あ、前回の!」となる訳です。

こうなってしまえばもう仲良くなったも同然です。つまり、「個人で質問(会話)を繰り返し行う」という事が、人事と仲良くなるコツなのです。

個人的に質問をして下さる方は、積極的であるのと同時にうちの企業への志望度が高いという印象を人事に与える事が多いです。その様な方が面接に来た際は、最初からプラスの印象からスタートしますし、初対面ではありませんからお互いに変な緊張もしません。そうなると面接通過率がとてつもなく向上するのです。

皆さんも、どんどん人事に質問をしに行き、仲良くなって内定を勝ち取りましょう!皆さんが質問をしに来て下さるのを待っていますよ。

就活ワンポイント②

前回、説明会等の際にメモを取ったり頷いたりする事の重要性についてお話させて頂きました。

今回はそれに加えたワンポイントをご紹介したいと思います。
それはズバリ、~採用担当者と仲良くなる~というポイントです。

各企業ごとに違いはあると思いますが、会社説明会等を行っている担当者は面接まで携わっている事が多いです。(ちなみに弊社もそうです)

その為、説明会等で担当者と仲良くなる事が出来、面接の際にその担当者が面接官であれば、リラックスした状態で面接に臨むことが出来ます。

前回もお話させて頂きましたが、私の場合は、就活が解禁される前の合同説明会等に何度も足を運んでいたのですが、同じ企業(第一志望)の説明を何度も聞きに行った為、採用担当の人事の方に顔と名前を覚えて頂く事が出来ました。顔と名前を覚えて頂いている為、説明会に行く度に、「あ、○○さんこんにちは!また来て下さったんですね!」と気軽に声を掛けて貰えました。

そして遂に面接の時がやってきた訳ですが、ガチガチに緊張しながら面接室に入ると、そこにいたのは仲良くなった人事の方でした。その人事の方も、「○○さん待ってましたよ!○○さんなら大丈夫ですよ!」と、こちらが名乗る前から話し掛けて頂けました(笑)。そんな事もあり、ほとんど雑談状態で面接も終わりました。そして簡単に一次面接を通過、そのまま最終面接に進みました。最終面接は役員の方でしたので面識がなかったのですが、「君が○○さんだね。人事の○○から話は聞いているよ」と話して下さり、つくづく人事の方と仲良くなれて良かったなと感じたのを覚えています。

私は店舗勤務を一年した後に人事部に異動になりましたが、その時の人事の方(今では直属の上司です)に話を聞いてみましたが、「あーやっぱり説明会とかの時に仲良くなれるような子はコミュ力も高いと思うし、他の子よりかは欲しいよね。○○君も説明会の時からうちに欲しいって思ってたもん。面接も甘かったでしょ?」と言われました。

私も今では、説明会で仲良くなった子が弊社に入って貰えるように面接を甘くしたりします(笑)。勿論ただ仲良くなったから甘くしているというわけではありませんよ!コミュニケーション能力、積極性・熱意、人柄等を加味した上でという事です。

つまり、人事と仲良くなればなるほど、採用される確率が上がる訳です。(極端に言えば)

ここまでのお話で、人事と仲良くなる事の重要性は理解して頂けたと思います。

次回は、人事と仲良くなる為の方法についてお話させて頂きたいと思います。

就活ワンポイント①

今回はさらっと就活のコツをご紹介。

~説明会等で採用担当者、人事の話を聴く時にメモを取る、頷く~

この方法は賛否が分かれる事が多いです。賛成の方は、「誠意、やる気が感じられる」。反対の方からは「わざとらしい」との意見が出ます。

確かにとても熱心に頷いて下さる方もいらっしゃいますが、人事の私から見れば、メモも取らず頷きもしない方よりかは、多少わざとらしくても頷いて下さる方の方が心象は良いです。

就活では、どれ程採用担当者に覚えて貰うかも重要ですので、頷きながらメモを取って、やる気があるという事をアピールしましょう。

説明会等では、最後に質疑応答の時間を設ける場合が多いので、積極的に質問をするという事も、採用担当者の印象に残る為には有効な手法です。

私達は意外とそういう所も見ていますよ!
ちなみに私は今の会社の面接を受けた時、面接官の方が説明会等で顔と名前を覚えてくれていた方で、「君なら大丈夫!」といって雑談してそのまま面接を通して貰いました。

こうなってしまえばもうこっちのものです。就活を楽に終わらせる為にも、頑張ってアピールしましょう。

就活で大切な事~情報収集~

就活で大切な事は沢山あります。今回はその中でも就活の初期にやるべき情報収集について述べさせて頂きます。

就活を来年に控えた皆様は、どの様な業界に就職するかをすでに決めていますか?ほとんどの方の答えは「No」だと思います。私自身も、就活が解禁される直前まで何も決めていませんでした。

すでに夢をお持ちで努力している方、専門学校に通ってその職に就こうと考えていらっしゃる方は業界については絞れているでしょう。しかし、なんとなく大学に入った方は何も決めていなくて焦っているのではないでしょうか?

現在の就職活動は情報戦です。就活が解禁されてからどの様な業界に行こうかと考えてる様では苦労してしまいます。就活が解禁される前にしっかりと情報を手に入れ、戦っていきましょう。

人事部の私から見ても就活解禁直後からぐいぐい来る方と、後から焦って来る様な方では前者の方が「しっかりと自分の考えを持って計画を立てられる人かな」と感じます。当然、面接等でその二人が並んだらどちらの方が有利か皆様もうわかりますよね?

勿論、「早く来たから採用」というわけではありません。あくまで採用担当者の私達から見て、心象が良いという事です。

その為、「いつどこで会社説明会が開かれるか」、「会社説明会以外に懇親会がある」、「面接でこういう質問をされる」等の情報は必ず押さえておきましょう。

その情報をどうやって収集するか。様々な方法がありますが、一番は友人同士の情報交換です。友人同士で情報交換をするメリットは、圧倒的な数の情報を短期間で得る事が出来るという点です。一人で情報を得ようとするとどうしても得られる情報量に限界があります。しかし、二人で行った場合は単純に二倍の量の情報を同じ時間で得られる事になります。つまり五人のグループで組めば5倍の量。一人で戦うのと仲間と支え合うのでは、まず情報量の差で後者が有利です。

つまり、まだ希望する業界も何も決めてないあなた方が今やるべき事は、就活を共に戦う仲間を作ることです。

就活は来年なのに、明日自分が行きたい業界をすぐ考えろと言われると絶対やらないですよね?でも、明日友人に「説明会とかの就活の情報集めようよ」と言うのなら出来そうですよね?

今の時代は「LINE」という強力な味方もいます。うまく活用して「就活グループ」を作ってみましょう。その情報収集の開始こそ、就活を上手く乗り切るコツですよ。

自己紹介

どうも初めまして、ベルンと申します。私の経歴としまして、社会人一年目で店舗勤務から人事部へ異動、そしてそのまま四年経ち、現在に至ります。

このブログでは人事部である私の経験を活かし、これから社会へ羽ばたこうとしている皆様のお役に立てる様な「就活方法」をご紹介したいと考えております。皆様の就活のご参考になれば幸いです。

私自身、面接や面談が大嫌いでした。その為、「いかに面接を少なく就活を終わらせるか」を念頭に置いて就活に望みました。幸い、私は第一志望の一社目で内定を頂くことが出来た為、面接回数はたったの二回でした。周りの友人は数十社、数百社と面接を受けていましたので、本当に一社目で決めることが出来て良かったです。

就活は方法を間違えると大変な事になります。大学を卒業して就職をする方が大半だと思いますが、「卒業出来るのに就職先が決まらない」とならない様、このブログを見てスパッと就職先を見つけてしまいましょう。